眠れない、やる気が出ない、うつ病

5.眠れない、やる気が出ない、うつ病かな?と思ったらまず枕チェック!

 「うつ病?私には関係ない」。ちょっと待って下さい。あなたがもし不眠を感じているなら、是非お読みください。あなたに関わる問題かもしれません。
 うつ病の症状は誰もが日常経験する、気持ちが晴れない、面倒くさい、自分は怠け者かなぁなどと感じる、ありふれた症状から始まります。精神病のように幻覚が見えることも、幻聴が聞こえる事もありません。ちゃんと現実と非現実を区別できるのです。だれにでも起こるごくごくありふれた症状が、ただ、一塊になってやってくる、そして2週間以上続く、それがうつ病なのです。それは、心身の過労が良質の睡眠によって回復できない状況で悪化する事が多いのです。忙しくて寝る時間がない、心配事や不安で眠れない、もっと単純な睡眠環境や寝具条件の悪さで眠れないこともあります。今や、軽症を含めうつ病は、日本人の4人に1人といわれる時代です。うつ病とはどのような病気なのかを良く知り、良質な睡眠による心身の回復の重要性を理解して下さい。
 うつ病の最も頻度の高い症状が睡眠障害です。実にうつ病の82~100%に見られる症状と言われます。その睡眠障害のパターンは、比較的寝付きは良いが、早朝3時ぐらいには目が覚めてうつらうつらするだけで眠れなくなる早朝覚醒型、昼間に眠気がくる睡眠過多が多く見られます。頻度第2位は疲労感、第3位は食欲不振、第4位が頭痛・頭重感となります。本当に誰にでもありそうな症状です。軽症うつ病の徴候に“朝刊シンドローム”というサインがあります。朝、頭ではやらなくてはならないと考えても、身体が動かない状態です。朝刊を読まなきゃ、でもどうも読む気がしない、といった具合です。他人から見ると、「なんだか、朝からだらだらしているなあ」「怠け者!」となるのです。待って下さい。本人は決して怠けているのではなく、眠れなかったために朝は心のエネルギーが低下して体が動かない、本人が一番つらい状態なのです。うつ病治療の大原則は、心身の休息と適切な薬物治療です。会社の休みを取ってよく眠ること、そこから治療が始まるのです。ここで枕を見直して下さい。朝起きて、憂うつ気分と同時に首の痛み、肩こり感、頭痛、手のしびれ、ひどい場合は時々寝違えを起こすなど、首症状はありませんか?「ある、ある!」と首を縦に振っているあなた、不適切な枕が首、背骨に負荷をかけ寝姿勢を悪くし、不眠症状を助長している可能性が大きいのです。まず睡眠の物理的条件としての枕の見直しが必要です。もちろん、1ヶ月以上続く慢性的な睡眠障害があれば、うつ病専門医に早期に相談し、適切な抗うつ薬や睡眠薬治療に従うことが最優先です。

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