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足が痛い・しびれる・つる…その原因は「足」ではなく「腰」?整形外科医が見分け方を解説

足が痛い・しびれる・つる…原因はどこ?
16号整形外科 院長・山田朱織枕研究所 代表 山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。 日本整形外科学会専門医 / 医学博士 / 日本腰痛学会会員
足の痛み・しびれ・つりは、多くの方が一度は経験する症状です。しかし、「足が痛いから足が原因」とは限りません。腰など別の部位が引き起こしているケースも多く、原因を正確に見極めることが改善への第一歩です。この記事では、整形外科医の視点から足のトラブルの原因と対処法をわかりやすく解説します。

足の痛みはなぜ起こるのか

足が痛い、しびれる、つるといった症状は、多くの人が一度は経験するものです。しかし、その原因は一つではありません。足そのものに問題がある場合もあれば、腰など別の部位が原因となっているケースもあります。

重要なのは、「どこが」「どのように」痛むのかを正しく把握することです。これにより、原因の特定がしやすくなり、適切な対処につながります。


代表的な4つの足のトラブルとその原因

足の症状として代表的なものを4つご紹介します。ご自身の症状と照らし合わせてみてください。

01
足の裏・親指周辺の痛み
足底腱膜炎の疑い

扁平足や外反母趾が影響していることが多く、特に朝起きた直後の一歩目に強い痛みを感じやすいのが特徴です。

02
ビリビリとしたしびれ・感覚の鈍さ
腰椎由来の可能性

足裏に砂利を踏んでいるような違和感がある場合、腰椎椎間板ヘルニアなど腰の疾患が関係していることがあります。

03
足がつる(こむら返り)
有痛性筋痙攣

年齢や性別に関係なく起こります。就寝中に突然ふくらはぎが激しく痛む経験をしたことがある方も多いでしょう。

04
腰から足先への電気が走るような痛み
坐骨神経痛

腰のトラブルが原因で、坐骨神経に沿ってお尻・太もも・ふくらはぎへと症状が広がるのが特徴です。

腰が原因の足のしびれ・痛み

足のしびれや痛みの中でも見逃されやすいのが、腰から来ているケースです。特に腰の下部(腰椎)に問題があると、坐骨神経に沿ってお尻・太もも・ふくらはぎに症状が現れます。

腰由来の症状には、次のような特徴があります。

  • 片側または両側に広がる痛みやしびれ
  • 触れたときの感覚が反対側と違う
  • 腰を前に曲げると楽になる、または反らすと痛みが増す
  • 長時間の立ち仕事や歩行で症状が悪化する

こうした症状がある場合、原因は足ではなく腰にある可能性が高く、正確な診断には専門的な検査が必要です。「足の問題」と思い込んで対処していると、根本原因が改善されないまま慢性化してしまうことがあります。

足そのものが原因のケース

一方で、足の構造自体に問題があるケースもあります。特に多いのが扁平足です。足のアーチが崩れることで、腱や筋肉に負担がかかり、足底や足首周辺に痛みが生じます。

扁平足による症状の特徴

  • 体重をかけると足が横に広がるような感覚がある
  • 長時間歩くと疲れやすい
  • 朝起きたときに足の裏が痛む(特に踵付近)
  • 立ち仕事の後に足全体がだるくなる

このような場合は、インソール(中敷き)の調整が重要な対処法となります。足のアーチをサポートすることで、腱・筋肉への負担を大幅に軽減できます。

放置するとどうなるのか

⚠ 放置することのリスク

これらの症状を軽視して放置すると、しびれや痛みが慢性化するだけでなく、日常生活に支障をきたすこともあります。特に腰と足の両方に問題がある場合、症状は複雑化しやすくなります。

「まだ我慢できるから大丈夫」と考えるのではなく、早めに原因を見極めることが大切です。症状が軽いうちほど、対処の選択肢が広く、回復も早くなります。

今すぐできる対処と考え方

まずは自分の症状を整理することから始めましょう。どの部分が痛いのか、どんな痛みなのかを把握することで、適切な対応が見えてきます。

原因 主な対処法
足が原因
扁平足・足底腱膜炎など
インソールの見直し/歩き方・体重バランスの改善/足のストレッチ
腰が原因
坐骨神経痛・椎間板ヘルニアなど
整形外科への受診(専門的な診断・治療)/腰への負担を減らす動作の見直し
足がつる
有痛性筋痙攣
就寝前のストレッチ/ふくらはぎを温める/水分・ミネラル(特にマグネシウム)の補給

足のトラブルは誰にでも起こり得るものです。しかし、正しく理解し対処することで改善の可能性は大きく変わります。違和感を感じた時点で、一歩踏み出すことが重要です。


睡眠姿勢と枕の関係
――夜間の足のつりを防ぐために

枕の高さが、足のしびれ・つりに影響することがあります

足のしびれや夜間につる症状に悩む方の中には、睡眠中の姿勢が悪化の一因となっているケースがあります。枕の高さが体格に合っていないと、首・腰・足への負担が連鎖的に増加します。

特に枕が高すぎる・低すぎると、首の角度が崩れ、腰椎への負担が増大します。すでに坐骨神経痛や腰椎由来のしびれがある方は、睡眠中も症状が続きやすくなります。

山田朱織枕研究所では、整形外科医の視点から「体格に合った枕の高さ」にこだわったオーダーメイド枕(整形外科枕)を提供しています。正しい睡眠姿勢は、腰や足への負担を軽減し、夜間の症状を和らげる助けになります。

ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善

山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。

整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。

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「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

16号整形外科院長 医学博士
㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えしております。

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