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頚椎椎間板ヘルニアの再発予防|原因や姿勢管理の重要性

頚椎椎間板ヘルニアの再発予防|原因や姿勢管理の重要性

16号整形外科院長であり、山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

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山田朱織による診察の様子

普段から整形外科の診察室で患者様にお伝えしている「正しい姿勢管理の重要性」を、できるだけそのままの形でお届けします。今回は、一度改善したはずの「頚椎椎間板ヘルニア」が再発する原因と、今すぐ実践してほしい予防法について解説します。

目次

1. 頚椎椎間板ヘルニアが起こる原因と手のしびれ・障害

首には7つの骨(頸椎)があり、骨と骨の間でクッションの役割を果たしているのが「椎間板」です。この椎間板が、加齢による変性や悪い姿勢、怪我・事故、あるいは遺伝的な要因によって潰れ、後ろ側にはみ出してしまった状態を「椎間板ヘルニア」と呼びます。

首の構造とヘルニアが神経を圧迫する仕組み

首の後ろには太い「脊髄神経」と、そこから枝分かれした細い「頚神経」が通っています。ヘルニアがどの神経を圧迫するかによって症状は大きく異なります。

圧迫される神経による症状の違い
太い脊髄神経の圧迫: 両側の深刻な障害(細かい指先操作ができない、手の筋肉が痩せる、歩行障害、排尿排便障害など)に繋がる非常に危険な状態です。
細い頚神経の圧迫: 主に片側だけに障害が出ます。例えば「右の肩から腕、手先にかけて激しい痛みやしびれがある」といった場合は、右側の頚神経が圧迫されている可能性が非常に高いと言えます。

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2. ⚠️注意!頚椎椎間板ヘルニアの再発における2つのパターン

過去に一度、症状が治まったにもかかわらず数年後に再発してしまった場合、以前にどのような治療を行っていたかによって再発の原因が分かれます。

【手術後】約30%が10年以内に再発?隣接椎間障害のリスク

過去に「前方固定術(首の前側を切開し、潰れた椎間板を取り除いて自分の骨や人工骨で固定する手術)」を行っていた場合でも、再発のリスクはゼロではありません。

前方固定術の仕組み(椎間板の除去)

人工骨などによる固定の様子

医学的文献の報告によると、手術を受けた方の約30%(10人中3人)が、10年以内に再発しているというデータもあります。手術で固定した部分は強固に安定しますが、首を動かしたときに「その上や下の椎間板」へ極度の負担が集中してしまうため、新たなヘルニア(隣接椎間障害)が引き起こされてしまうのです。

手術部位の上下に負担がかかり再発する仕組み

【保存療法後】薬やリハビリ後に再発する原因は「日常生活の姿勢」にあり

手術を行わず、薬物療法や注射、リハビリなどの保存的治療で一度回復したにもかかわらず再発してしまった場合、その最大の原因は「日中と睡眠時の姿勢の悪さ」にあります。

いくら適切な治療で一時的に神経の炎症を抑えても、日常生活で首に負担をかける姿勢を続けていれば、椎間板への強い圧迫が繰り返され、再びヘルニアの症状が呼び起こされてしまいます。

悪い姿勢がヘルニアを悪化させる原因に

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3. 頚椎椎間板ヘルニアの再発を防ぐ「日中」と「夜間」の姿勢管理

リスクを伴う再手術を避け、ヘルニアを抱えながらも痛みやしびれのない快適な生活を送るためには、24時間体制での徹底した「姿勢管理」が不可欠です。

起きているとき(日中)の正しい姿勢の作り方

立っているときや座っているとき、あごが前に突き出て背中が丸まる「猫背(ストレートネック)」の状態や、首が左右・前後に傾いた姿勢は、椎間板を不均等に圧迫してヘルニアの障害を急激に悪化させます。体の軸をまっすぐに通し、左右対称で自然な首のポジションを意識的に維持することが、ヘルニアへの余計な刺激を抑える基本です。

寝ているとき(夜間)の姿勢は「平らで硬めの枕」が重要

睡眠中の首のグラつきを防ぐ枕選び

夜間の姿勢管理において、「ふかふかの柔らかい枕」や「中央が凹んでいるような凹凸形状の枕」は絶対に使用しないでください。寝返りのたびに首がグラグラと不安定に揺れてしまい、ヘルニアがダイレクトに神経を傷つける原因になります。

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頚椎椎間板ヘルニアの方に必要な「正しい枕」の3条件
1. 高さが体格にジャストフィットしている: 上向き時に首の神経圧迫を最小限に抑える角度を作れること。
2. 適度な硬さ(安定性)がある: 高さが潰れず、睡眠中に首をしっかりホールドできること。
3. 平らな形状である: 横向き時にも体軸が敷布団と平行になり、左右へスムーズに寝返りが打てること。

もし「朝起きたときに首や腕のしびれが強い」「手に力が入らない」といった症状があるなら、それは寝ている間に枕が首の神経を圧迫しているサインです。

専門医による詳しい解説

正しい枕の必要性|枕外来の整形外科医が解説する睡眠姿勢

4. すべての条件を満たしたオーダーメイド「整形外科枕」による症状改善効果

山田朱織枕研究所では、ヘルニアの再発予防に不可欠な「5mm単位の睡眠姿勢調整」を実現するため、医学的エビデンスに基づいたオーダーメイド枕を提供しています。

整形外科枕の使用による症状改善データグラフ

16号整形外科を受診し、適切な高さに調節した枕を使用して経過観察を行った410例の臨床データにおいて、正しい枕の使用後に頚椎症状(首の痛み)、頭痛、不眠などの症状が大幅に改善したことが実証され、医学論文としても発表されています。特に肩こりや頚部痛、腕の痛みに関しては、7割以上の患者様で改善が見られました。

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  • 診察室での山田朱織医師

    解説:山田朱織(やまだしゅおり)プロフィール

    16号整形外科院長・医学博士
    株式会社山田朱織枕研究所 代表取締役社長(マクラ・エバンジェリスト)
    治療の一環として正しい睡眠姿勢を指導する「枕外来」を開設。日夜、背骨の病気と枕との関係性を研究し、普段から診察室で患者様にお伝えしているリアルなエビデンスを元にコラムを発信しています。

▼ 本コラムの内容は解説動画でも詳しくお話ししています

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