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子供と添い寝で体が痛い・眠れない理由は?寝返りに必要なスペースと枕を整形外科医が解説

子供と添い寝で体が痛い・眠れない理由は?寝返りスペースと枕の関係を整形外科医が解説

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

山田朱織が診察をしている様子

普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。

「子供と寝ると朝から体が痛い」「疲れが取れない」——その原因は寝返りができないことです。
人は一晩に20回以上の寝返りが必要で、そのためには自分専用の幅が約90〜100cm必要です。子供が隣にいるだけでこのスペースが奪われ、睡眠の質が著しく低下します。

目次



子供と添い寝で体が痛い・眠れないのはなぜ?

「枕も適切なものにして、マットレスも整えたのに、どうも朝から体が痛い・疲れが取れない」——そんな方はいらっしゃいませんか。もしかしてお子さんと一緒に添い寝をしていませんか?

今回は子どもとの添い寝、その弊害とその理由、そしてそれに対する対処方法をお話していきたいと思います。

お子さんと寝てしまうと寝返りができないことで、非常に寝づらく、それが睡眠の質を大きく下げてしまう弊害となるんです。

山田朱織枕研究所 整形外科枕 枕カルテデータより

来店された 5,226名 の「子供との添い寝」実態

子供と
添い寝している方

303

全体の 5.8%

添い寝あり群の悩み(添い寝なし群との比較)

朝からの肩こり62.7%(添い寝なし49.2%)
肩こり83.2%(添い寝なし67.5%)
疲労感・熟睡感がない60.4%(添い寝なし45.5%)
腰痛48.2%(添い寝なし40.2%)

子供との添い寝では、肩こりが添い寝なし群より15.7ポイント高く(83.2%)、朝からの肩こりも13.5ポイント高いという顕著な差が出ています。子供の体が体幹に寄りかかることで寝返りが制限され、同じ姿勢が長時間続くことが原因と考えられます。

データ出典:山田朱織枕研究所 整形外科枕 枕カルテ(n=5,226名)

寝返りのスペースを確保することが最重要

子供と添い寝をすると寝返りが打てなくなる

お子様と寝ていると何ができなくなるかというと、それは寝返りです。寝返りが打てないことが大きな問題なんです。

寝返りを打つためには、一定量のベッド・マットレス・布団の上でのスペースが必要です。このスペースが子供の体によって占領されてしまうことが、朝の体の痛みや疲労感の根本原因です。

寝返りに必要な幅はどのくらい?計算方法

寝返りに必要な幅の計算方法

寝返りに必要な幅は理屈に基づいて決まっています。

男性の場合、肩幅はだいたい45cm前後あります。その方が左右に寝返りを打ち、さらに少し手を置く場所もあると考えると、肩幅×2+10cmぐらいあるとかなり寝返りのできるスペースを確保することができます。

◆ 寝返りに必要な幅の目安

肩幅の目安 必要な幅(計算式) 参考ベッドサイズ
男性 45〜50cm 約100cm
(45×2+10)
シングル(97cm)以上
女性 35〜40cm 約85〜90cm
(38×2+10)
シングル(97cm)推奨

子供が隣に入るとこのスペースを両者で分け合うことになり、どちらも十分な寝返りができなくなります。

寝返りスペースの計測

90〜100cmの幅を確保するとなると、お子さんが一緒に添い寝をしていたらそのスペースを自分のためだけに確保することはとても難しくなりますよね。添い寝をしてはいけない理由は、寝返りがしづらくなるから、という風に考えてください。

可能であればお子様にもシングルサイズのお布団やマットレスをご用意いただくことをおすすめします。

寝返りの4つの役割|なぜそんなに重要なのか

寝返りの重要性

そもそも寝返りってそんなに大事なの?と思うかもしれませんが、人は一晩に20回以上の寝返りを打ちます。これが人間の生理現象としてとても大事なことなんです。一晩に20回以上スムーズに寝返りが打てると、人間は前日の疲労回復をして翌日元気になることができます。

詳しく解説

大人になっても寝返りは重要!寝返りによくないものや確認方法を解説

寝返りは生理現象と申し上げましたが、具体的には4つの役割があります。

1.体液循環

血液、リンパ液、関節液こういった体液の循環を促すこと。血液が滞ることなく流れていくことが、人間の体をまた再生し元気にするためには絶対に必要なことです。

2.体圧分散

寝返りをしないで1か所で寝ていたら体のどこかの部分が血が滞ったり、圧迫によってその部分が痛くなったりします。体の圧がかかっている圧を解除するように寝返りを打って体の向きを変えてあげることが重要です。

3.体温調節

じーっとして寝ていたら体の下に熱が籠って暑くなってきます。そうすると暑くて目を覚ましてしまったり寝苦しく感じるのです。寝返りを打って熱を逃がして体温調節をすることも大切な役割です。

4.姿勢のリセット

日中は重力が上からかかり背骨が歪みます。寝ている間に寝返りがスムーズに打てれば、その歪みをリセットして元の良い背骨の並びに戻すことができるんです。

この4つの生理現象をスムーズに行うためには、寝返りができる環境はとても重要な条件です。

大人も子供もそれぞれのスペースの確保を

寝返りが子供さんとの添い寝によって妨げられてしまうとすればそれは問題ですので、私は添い寝はなるべくやめていただいて、一人で十分なスムーズな寝返りが打てるスペースを確保していただくことをお勧めしています。

せめてシングルサイズの分の幅は確保していただくと良いのですが、なかなかやっぱり寝室の条件って難しいと思うんです。お部屋の狭さであったり家族の人数であったりいろいろ難しいとは思いますが、睡眠って本当に大事なことです。

その睡眠の大事なキーワードは寝返りですので、できるだけ一人分のスペースの確保をしていただけるようにしてみてください。

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体格に合った高さ

それぞれの体格に高さを合わせて首の姿勢をよくし、体の軸を整えることがまず重要です。

適度な硬さ

高さを維持できる適度な硬さも大事です。柔らかいと首が安定しないので寝返りがしづらくなってしまいます。

平らな形

丸い頭が転がりやすいように平らな形も重要です。凹凸があると頭がはまったようになり、坂を上るように力が必要になるので寝返りがしづらくなります。

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山田朱織枕研究所の整形外科枕は、すべての条件を満たした枕

完全オーダーメイドで自身の首の高さに合わせられる


山田朱織枕研究所の枕は正しい枕の条件を満たすようにできています。ご自身だけでは正しい枕の高さを算出することが難しい!ということもありますので、完全オーダーメイドの「整形外科枕」をご用意しております。

計測では仰向き・横向き・寝返りの3方向での高さを確認し、その中で1番より高さの枕を決定します。高さや硬さが調整可能で、形は平らになっています。オーダーメイド枕ですので、作成した後もお電話やメール、来所での調整が可能な枕となっています。

整形外科枕は本店の神奈川県相模原市にある山田朱織枕研究所にお越しいただくか、その支店である渋谷店こちらに来ていただければ専門の枕診断士が対面でお客様の寝姿勢を見ながら枕の高さを測り、様々な寝具に関するアドバイスをすることができます。

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  • 診察をしている山田朱織

    「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

    16号整形外科院長 医学博士
    ㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
    治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
    睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
    普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
    できるだけそのままお伝えしております。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 子供と一緒に寝ると体が痛いのはなぜですか?

A. 子供が隣にいることで寝返りに必要なスペース(肩幅×2+10cm=約90〜100cm)が確保できなくなるためです。寝返りが妨げられると体液循環・体圧分散・体温調節・姿勢リセットという4つの生理機能が低下し、朝に体の痛みや疲労感として現れます。

Q. 子供と添い寝をやめるべきですか?

A. 整形外科医の立場からは、睡眠の質を守るために可能であれば別々のスペースを確保することを推奨しています。完全にやめることが難しい場合は、お子様専用のシングル布団・マットレスを隣に置くだけでも、お互いの寝返りスペースを確保できます。

Q. 寝返りに必要なスペースはどのくらいですか?

A. 男性は約100cm、女性は約85〜90cmが目安です(肩幅×2+10cmの計算式)。シングルベッド幅(97cm)が一人当たりの理想的な最低ラインです。

Q. 寝返りをしないとどうなりますか?

A. 一晩に20回以上行われるはずの寝返りが妨げられると、①体液循環の低下、②体圧分散ができず同じ部位に負担集中、③体温調節ができず寝苦しくなる、④日中の姿勢の歪みがリセットされない、という4つの問題が生じます。朝の疲れ・肩こり・腰痛・中途覚醒の原因になります。

本コラムの内容は動画でもお話ししています▼


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