コラム詳細

仰向け寝で背中・腰が痛くなる3つの理由と枕による改善を解説

仰向け寝で背中が痛くなる3つの理由と条件を解説

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

オーダーメイド枕・整形外科枕

山田朱織が診察をしている様子

普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。

目次



寝ていて背中が痛いのは何故ですか?

寝ていて背中が痛むのには3つの理由があると考えています。

1、背骨そのものになにか支障がある場合

例えば病気や変形、姿勢が悪い。

2、睡眠の姿勢が悪い場合

これには3つあって上向き・横向き・寝返りという睡眠姿勢があるんですがそれはこの後に説明します。

3、寝具に問題がある場合

この3つをそれぞれまずチェックをしましょう。

整形外科医が患者様に話しかけている

背中が痛い患者様のモデルのMさんの場合

山田:ちょっと猫背ですね。 年齢はいくつですか?

モデル:32です。

山田:32歳なので、体の中、背骨に変形や 形が悪いなどということはあまり起こらないです。大きな怪我をしたことはないですか?

整形外科医が患者様に触診している

モデル:大きな怪我はないです。

山田:ないですね。

モデル:はい。

こちらのモデルさんの場合はそんなに大きな体の中の支障はなかったそうです。少し姿勢が悪いなというくらいでした。

整形外科医が患者様の背中を触診している

寝返りで睡眠姿勢を正す、整形外科医が開発した商品一覧

寝返りができない環境は良くない

山田:いつもどんな方向で寝ていますか?

モデル:いつも上向きで寝ています。

山田:あまり寝返りを打たないですか?

モデル:寝返りは打っていないと思います。

行儀よくじっと同じ格好で寝ているのは実はよくないんです。横を向いたり、上向きになったり寝返りといって、最低限人間は寝てる間に動かないといけないんですね。

詳しく解説

大人になっても寝返りは重要!寝返りによくないものや確認方法を解説

なのでもしかしてあまり寝返りをしないとか、できないような環境っていうのはよくないということをちょっと覚えておいてください。

最後に寝具について伺います。

山田:枕はどんなものを使ってますか?

モデル:枕はウレタンの柔らかい枕です。

山田:ウレタンの柔らかい枕ですね。布団は何年ぐらい使っていますか。

モデル:布団は8年くらいです。

山田:腰の部分がヘタっている感じ、ちょっと沈む感じないんですか?

モデル:あるかもしれないです。

寝具が沈んでしまうような柔らかいものや、耐久性を超えて使用してしまう場合8年使っている間に布団だったら打ち直しとか裏返し、頭足を変える天地替えが必要です。

山田:使う部分を変えていますか?

モデル:たまに、位置は変えています。

そのように耐久性を超えないこと。そして、使うときにもいろいろな部分を使い回しするような形で一所に一番重い腰が当たらないような工夫はしていただく必要があります。

いま申し上げた体自体の問題、睡眠の姿勢、そして選んでいる寝具。この3つにどうも問題がありそうです。

寝返りで睡眠姿勢を正す、整形外科医が開発した商品一覧

背中・腰が痛くなる3つの条件

1、身体の問題

2、睡眠姿勢の問題

3、寝具の問題

腰痛は国民病|その85%は原因不明とされている

背中の痛みと深く関係するのが「腰痛」です。腰痛を体験したことがあるという方は日本人でなんと83%。大半の人が人生の中で一度は腰痛を体験したことがあると言っても過言ではありません。

腰痛の原因と睡眠姿勢の関係

これは日本に限ったことではなく、2012年にランセット誌に発表された論文によれば、WHO世界保健機構を含む主要7カ国の研究で「生活に支障を与える症状の第1位は腰痛」という結果が出ています。

腰痛の疫学データ

では、なぜこれだけ多くの人が悩んでいるのに腰痛は治らないのでしょうか。

答えは、腰痛の原因の85%は「非特異的腰痛」、つまり何が原因かをはっきり突き止められない腰痛だからです。身体への物理的な負担だけでなく、仕事・人間関係・痛みへの恐怖といった心理社会的要因も複雑に絡み合います。

腰痛の原因の内訳

腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症・骨粗鬆症による圧迫骨折など、原因がはっきりしている「特異的腰痛」はわずか15%しかありません。原因が分からなければ、適切な治療を見つけることも難しい。これが腰痛が長引く最大の理由です。

整形外科医が開発した商品一覧

枕だけを変えたら腰痛を含む症状が改善した独自研究

そこで当院では、東大病院の松平浩教授・倉敷成人病センターの戸田先生と共同で、「腰痛を含む身体化症状と枕の治療効果」についての研究を行いました。

84名の患者様に対し、今まで基準なく選んでいた枕を中止していただき、一人ひとりの体格に合わせた高さに調整した枕に交換。2週間・3ヶ月と経過を観察しました。対象の患者様は、うつ症状・不眠・頭痛・めまい・耳鳴り・息苦しさ・手のしびれ・腰痛・背中の張りなど、さまざまな身体化症状を持っていた方々です。

枕の高さ調整による腰痛改善の研究

結果は、胃腸症状を除く8つの症状がすべて有意に改善しました。

枕を変えることで改善した症状のグラフ

特筆すべきは、ベッド・マットレス・布団など他の寝具には一切手を触れず、枕のみを適切なものに変えたという点です。腰痛の改善グラフをご覧ください。

腰痛の改善グラフ

改善のメカニズムはまだ全て解明されていませんが、枕を整えて寝返りがしやすくなったこと、または深い睡眠が取れることで痛みへの感じ方が変わったことが考えられます。たった一つ枕という条件を変えることで、腰痛を含む自律神経系のさまざまな症状が改善するとしたら、ぜひ試す価値があります。

関連研究コラム|学会発表

整形外科医が開発した商品一覧

条件をクリアし背中・腰の痛みを改善するために枕を見直しましょう

睡眠姿勢を整えるために、寝具、なかでも枕の見直しをしましょう。

寝返りのしやすい寝具をそろえると背中や腰の痛みが改善することがあります。

上向き・横向き・寝返りの3つの睡眠姿勢がピタッといい状態になっている。この睡眠姿勢の良さが寝具の影響が非常に大きいわけですので 寝具を整えるとともに自分が夜中に楽にもちろん 熟睡した状態で寝返りができる環境を整えて頂ければと思います。

睡眠時に適切な姿勢を保ち、首に負担がかからないようにするためには枕が必要です。以下のコラムでは正しい枕の必要性から条件までご説明しております。

詳しく解説

正しい枕の必要性|正しい枕の3大条件

今回は寝ていて背中・腰が痛むのはなぜ? という質問に回答いたしました。

ぜひ今晩から試してみてください。

以下のコラムでは、ある日突然出現したあなたの「背中の痛み」「肩甲骨の周辺の痛み」についてお話をしています。よろしければご参照ください。

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突然の背中・肩甲骨の痛みの原因は首!?部位別症状と原因を解説

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ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善

山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。

整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。

行儀よくじっと同じ格好で寝ているのは実はよくないんです。横を向いたり、上向きになったり寝返りといって、最低限人間は寝てる間に動かないといけないんです。

整形外科枕を使うと寝返りが打ちやすくなり寝ている間に動くことができます。

適切な枕を使うことは腰痛を含む様々な症状改善に有効です。ご自身の体に合わせて高さ調節可能です。

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整形外科枕で「仰向け時の背中・腰の痛み」が改善したお客様の事例

「スムーズな寝返りで、起床時の背中の痛みが解消」

低反発枕で寝返りが打てず悩んでいましたが、整形外科枕に変えてから明らかに寝返りが増え、起きた時の腰や背中全体の痛みがほぼなくなりました。高さが合って寝返りが楽になると、これほどまで起床時の感覚が違うのかと驚いています。

「頸椎から来る背中・肩の痛みが劇的に改善し、鎮痛剤も激減」

頸椎から来る背中、肩、腕の痛みがあり、ペインクリニックに通う日々でした。この枕を使い始めてから劇的に良くなり、手放せなかった鎮痛剤の使用量が激減しました。首を正しく支えることが、背中の痛み解消に直結することを実感しています。

「就寝中に姿勢を矯正されている感覚。猫背の悩みも前向きに」

長年猫背で、起きると首から背中にかけて疲労感がありましたが、今は「寝ると疲れが取れる」という本来の感覚を取り戻せました。起きた時に自分の姿勢が良くなったようなスッキリ感があり、まるで寝ている間に背中を矯正してもらっているようです。

「手術を考えるほどの全身の痛みが、2週間で嘘のように」

首の痛みから背中全般に広がる激痛で、手術も検討していました。2週間使い続けた今、背骨や腰の痛みが全くないのが不思議です。マッサージにも行かなくて済むようになり、全身の痛みを枕が取ってくれたような感覚です。

整形外科医のアドバイス:使い始めの「違和感」について

多くのお客様が「最初は硬さや高さに違和感があった」と仰います。これは、今までの悪い寝姿勢に体が慣れてしまっているためです。数日間使い続けることで、正しい首の角度に体が適応し、背中や腰への負担が軽減されていきます。5mm単位の微調整が、あなたの睡眠を「疲労の蓄積」から「回復の場」へと変えるのです。

  • 診察をしている山田朱織

    「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

    16号整形外科院長 医学博士
    ㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
    治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
    睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
    普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
    できるだけそのままお伝えしております。

本コラムの内容は動画でもお話しています▼

腰痛と枕の関係についてはこちらの動画もご覧ください▼

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