コラム詳細

「3分医療」の壁を壊す。スタッフ20名が連携してあなたの痛みの原因をチームで解く理由

クリニックの役割分担とチームワークで多方面から治療ができる

「3分医療」の壁を壊す。スタッフ20名が連携してあなたの痛みの原因をチームで解く理由

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織が解説します。整形外科医山田朱織が、整形外科クリニックの役割分担とチームワークということでお話をしていきたいと考えています。

本音を語るシリーズ第1弾

前回の第1弾では、3分医療では私の目指す医療は難しいというお話をしてまいりました。医者1人が対応するのでは間に合わないということをつぶやきましたが、それに対する対応策こそが、今回のテーマである役割分担とチームワークなのです。

3分医療で治療を完了するのは難しい はこちら

目次

1. 役割分担で解決する

私どものような開業医の整形外科クリニックにおいては20数名のスタッフがおります。大きく分けると、受付のスタッフ、診療部のスタッフ、レントゲンやMRIを撮る画像検査のスタッフ、そしてリハビリテーションです。

リハビリテーションの中には理学療法士という国家資格を持ったスタッフと、物理療法という器械の治療を担当しているスタッフがおります。これらのスタッフと医師がチーム一丸となって、3分間では決して対応しきれない患者様に対して様々な対応をしていくことが重要なのです。それが患者様の改善に繋がり、病院に来なくても良いようになっていくために必要なことだと考えております。

2. チームワークで解決する

受付から患者様の様子を確認・共有

受付のスタッフの方は、実は患者様がクリニック入口から入ってくるところから様子をチェックしています。杖を持たずに足元が悪そうだなとか、いつもとは違って腰がより痛そうだとか、待合室にいる段階で患者様の様子を確認し、あまりにひどいと診療部に情報をくれるんです。

スタッフから医師へ伝達される重要情報

  • 今日はとても辛そうなので早めに対応が必要か
  • ご家族が付き添っており一緒にお話を聞きたいようだ
  • 家庭状況の変化や内科での糖尿病、血圧の変動
  • お薬の種類が増えた、または減ったという最新情報

高齢化社会に伴い、内科や耳鼻科など様々な病気を合併しているケースも多く、薬の飲み合わせも重要です。できればお薬が変わった時などは最新情報を入手したいと考えています。一旦患者様が診療室に入ると3分間では私が全てを聞くことはできません。だからこそチームで確認するのです。

3. 診察の情報整理の時短・工夫で解決する

実際に診察台に上がる際、移動が困難な方はスタッフが補助をします。またお注射も立ったままやる方が楽な場合もあり、その見極めを私が診察室に入る前に完了しておいてくれれば時短ができるわけです。

いくつかの部屋を使い分け、別の部屋であらかじめ看護助手さんが患者様のお話をきっちり聞いて電子カルテに整理しておきます。すると診察の最初に私がそれを数秒間で一気に読み、重要なポイントを即座に理解できるのです。看護助手さんがしっかりと患者様の様子を聞いて、書いて、伝えてくれることが非常に重要となります。

診察風景

4. 画像検査で解決する

レントゲンやMRIの検査中、痛みで台に乗れなかったり、長時間じっとしているのが辛くなったりした際、すぐに技師さんから連絡が入ります。撮影が中断した理由や、患者様が漏らした言葉などの報告をいただくことで、医師として直接見れる状況以外の背景を知ることができます。それらの情報を統合して考えることが、次の治療に役立つのです。

レントゲン撮影ってどんなことをしているの? 詳しくはこちら

5. リハビリテーションで解決する

診療室での投薬や注射だけでは効果は半分かもしれません。残る半分重要なことは、整形外科ですから体の使い方、痛みを出さない使い方です。姿勢を整えたり筋力を蓄積することで、しっかりと痛みがない生活ができる体にしていくこと。そのためにはリハビリテーションが重要です。

理学療法: リハビリの先生がついて個人で20分間教える個別療法

物理療法: 器械を使って温めたり電気治療などを行う療法

リハビリスタッフは、家での状態や外出時の状況、デイサービスでの様子など細かい日々の状況を聞き取ります。各スタッフが医師に伝達をすることで、重要なことに関しては次の診察でまたアドバイスをするというフィードバックができるわけです。

16号整形外科 リハビリテーションの現場

理学療法士による個別リハビリ

理学療法士による個別リハビリ

器械を用いた物理療法

器械を用いた物理療法

整形外科のリハビリテーションで行う日常生活の指導とは? 詳しくはこちら

6. 多方面から患者様を診て多方面から治療ができる

クリニックに足を踏み込んだ途端にチームワークが一気に動き始め、1人の患者様を取り巻く治療が多方面から行われていきます。3分間、診療室に入って治療するだけではない、多方面から患者様を診て治療ができることが最大のメリットです。

3分診療ではうまくいかない治療をどうやって進めるか。医療スタッフの役割分担とチームワークという工夫についてお伝えしました。これからもいろいろ考えてつぶやいていきたいと思います。

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