「整形外科しきふとん」腰を支えて寝返りしやすく|三層構造・硬さ調整の全解説
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
この記事のポイント
- 睡眠姿勢は「体・枕・マットレス(敷布団)」の三位一体で完成する
- 整形外科しきふとんは腰をしっかり支えて寝返りをスムーズにする設計
- 三層構造+リバーシブルで表裏の硬さを選択可能
- 内部の中綿(750G・500G)を部位ごとに入れ替えて体格に合わせた調整ができる
- 整形外科枕とのセット使用で腰痛・肩こりの改善効果がより高まる
目次
山田朱織枕研究所のご提案する布団「整形外科しきふとん」
山田朱織枕研究所では20年近く使用してきて安全性、機能性を担保した素晴らしいお布団があります。

2017年にはその機能性をより高め、皆様により良くご愛用いただけるように「整形外科しきふとん」としてリニューアルいたしました。さらに2024年には内部の中綿をリニューアルし、より体格に合わせた硬さ調整ができるようになりました。
現在、多くの患者様・お客様にご愛用いただいています。
睡眠姿勢は枕だけではなく、寝台も重要である
なぜ枕専門家である私が枕のみでなく、敷布団にもこだわってきたのか。それは人間の睡眠姿勢が枕のみではなく、枕と寝台(布団やベッドマットレス)も含めて完成するからなんです。
皆さんイメージしてみてください。自分が寝た時に自分の体に合った枕とマットレス、「体」「枕」「マットレス」の三位一体で睡眠姿勢というものが完成するんです。

枕の提案だけで精一杯だったところからお布団もご提案できるようになった
私が2003年に山田朱織枕研究所を設立した当時は、枕しか商品がありませんでした。
その頃よく患者様から「先生、敷布団はどうすればいいの?」「どんなマットレスを買えばいいの?」という質問を毎日のようにいただきました。
「こんな風に硬いマットレスを買ってね」とか、「こういう布団はダメでこういう布団を買ってね」というふうにはご説明していたものの、決定的に「これがいい」という商品を勧めることはできなかったわけです。
そこでこの20年近く研究をしてきてやっと、私が自分で自信を持っておすすめできる「整形外科しきふとん」が完成したわけです。
整形外科しきふとんに患者様に寝てもらった状態を解説
では、実際に寝たところを見ていきましょう。
仰臥位(上向き)で寝ていただいた時に重要なことは、頭・胸・腰・足のそれぞれの重さの比がおよそ1:3:4:2であることを踏まえ、一番重い腰をしっかり支えられることです。

山田:腰の辺りどうですか?しっかり支えている感じがありますか?
モデル:しっかりと支えられています。
山田:沈むなーっていう感じはないですか?
モデル:沈む感じはないですね。
腰が沈まないことによって寝返りがしやすくなる
腰が沈まないとなぜ睡眠姿勢が楽になるのか。それは夜間、寝返りが打ちやすいからなんです。
皆さんはじっと寝ているのが良いことだと思っていませんか?
人間は生理現象として寝返りを打ちます。夜寝て意識のない時でも知らないうちにスムーズに動けていることが大事なんです。
右・左とコロコロと腰が安定しているので寝返りがしやすい。このように夜間、仰臥位で腰がしっかり支えているのみならず、寝返りという動きをしたときにも腰から骨盤が安定していることが重要なんです。

整形外科しきふとんはお身体に合わせた利用方法ができるお布団(三層構造・リバーシブル)
では整形外科しきふとんの中身を見ていきましょう。
このように三層構造になっています。茶色い羊毛の部分、中に芯材という芯の部分、そして少し柔らかい羊毛の部分、この3つです。

寝る人の性別・年齢・体格によっても適切な硬さが異なります。整形外科しきふとんはリバーシブルになっており、まず茶色い硬い面からお試しください。もし腰が反るとか、寝返りがしにくいなと感じたらひっくり返して白い面を体に当たる側にしてください。

良い布団・マットレスの4つの条件
整形外科しきふとんが満たす「良い布団・マットレスの条件」を4つお伝えします。
① 寝返りしやすい硬さがある
一番大事なことは、やはり寝返りがしやすい適切な硬さがあるかどうかです。柔らかすぎると腰が沈んで体がねじれ、寝返りが難しくなります。
② 表面が平ら
表面に凹凸がなく平らな状態であること。長く使うと汗が染み込んだ部分がへたって平らでなくなることがあります。整形外科しきふとんはローテーションすることで平らな状態を長く維持できます。
③ 素材の耐久性・通気性・保湿性
素材がへたりにくく、通気性と保湿性を兼ね備えていること。寝ていてムシムシしない通気性の良さと、冬は適度な温かさと保湿性が必要です。
④ メンテナンスがしやすい
洗えたり、部分的にパーツを変えたり、硬さを自分で調整できること。これも重要なメンテナンス性の一つです。
整形外科しきふとんの硬さ調整の方法(中綿シート入れ替え)
2024年のリニューアルにより、整形外科しきふとんの中綿の硬さをさらに細かく調整できるようになりました。MAKURAinBEDというオーダーメイドのベッドマットレスで研究してきたノウハウを、この布団の中に詰め込んだ仕様です。

中綿は硬め(750G)と柔らかめ(500G)の2種類で数字で表記されています。
◎ 標準の組み合わせ(出荷時初期設定)
- 頭側:上750G(硬め)+ 下500G(柔らかめ)
- 腰側:上750G(硬め)+ 下500G(柔らかめ)
- 足側:上750G(硬め)+ 下500G(柔らかめ)

標準の硬さで寝た場合:腰が沈む方は要注意
まず標準の組み合わせで実際に寝てもらった結果を見ていきます。

山田:全身的なリラックス感いかがいいですか?
M:比較的リラックスはできてます。
山田:1番重たい腰の部分、グーンと沈み込むような感触はございますか?
M:ちょっと腰が下がってる感じがします。

山田:腰が沈んでウエスト部分に空間があるような感じですね。では横向きに。
M:骨盤が沈んでいる気がします。
山田:では寝返りはどうでしょう。
M:ちょっとひねってる感じがします。
山田:体がねじれてしまうので、あまりスムーズではない寝返りになっています。
腰を硬め・足を柔らかめに調整した場合:寝返りが劇的に改善

◎ 腰に合わせた調整後の組み合わせ(例)
- 頭側:750G + 500G(標準のまま)
- 腰側:750G + 750G(硬め×2枚)← 一番重い腰をしっかり支える
- 足側:500G + 500G(柔らかめ×2枚)← 体重が軽い足は柔らかめに
【1】中綿を取り出す
【2】足側の中綿を入れ込む
山田:先ほどの標準と比べていかがですか?
M:腰が沈まなくなって、ウエストの隙間が埋まりました。
山田:横を向いてみてください。
M:腰の沈みもなくなりました。骨盤の当たりが気にならないです。

山田:では寝返りどうぞ。
M:腰が軽い感じします。
山田:肩と腰がほとんど遅れずに寝返りが打てています。体のねじれがなく、スムーズな寝返りになっていることがわかります。
デパートや寝具店で適当に買ってきた寝具が自分の体にピタっと合うことは難しいわけです。自分で調節をするということがとても大事です。また、へたり防止のためローテーションもおすすめします。
お客様の声:整形外科枕と整形外科しきふとんで腰痛・肩こりが改善
森田計子様(47歳)
10年前、整形外科枕に出会う前は首こりや肩こりがひどく、整形外科も20件ほど受診しました。山田先生の本に出会い、オーダーメイド枕を購入。肩こりはどんどん改善しましたが、どうしても腰痛が残っていました。
そこで整形外科しきふとんも購入してセットで使ったところ、腰痛も改善しました。以前は夜中に目が覚めていましたが、使ってからは途中で目が覚めることがなくなり、朝は体が軽いです。今は母の介護で腰を酷使することもありますが、疲れが取れて朝もすっきりしています。腰痛でお悩みの方には整形外科枕と整形外科しきふとんをセットで使っていただくことをお勧めしたいです。
吉田晴彦様(47歳)
首から右手に痛みが出ていたため、妻と一緒に枕計測を受けました。枕の計測はとても細かく何度も確認していただき安心できました。首から肩は本当に良かったのですが腰がなかなか改善しませんでした。そこで枕計測の際にご相談していた整形外科しきふとんを購入し、今は腰も楽になりました。今後はもっと多くの方に使っていただきたいです。
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「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」
16号整形外科院長 医学博士
㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、睡眠姿勢や枕の研究を行っております。普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えしております。
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